食べる 買う

松戸に中華菓子と洋菓子の専門店 オリジナルのレシピでおいしさ追求

中華菓子と洋菓子の専門店「SWEET DIARY」店主の張文亜さん

中華菓子と洋菓子の専門店「SWEET DIARY」店主の張文亜さん

  • 11

  •  

 中華菓子と洋菓子の専門店「SWEET DIARY(スイートダイアリー)」(松戸市根本、TEL 047-706-8863)が8月5日、オープンした。

「SWEET DIARY」店舗外観

[広告]

 店主の張文亜(チャン・ウェンヤー)さんは中国・福建省出身で、2010(平成22)年に来日して習志野市に住んだ。地元の洋菓子店のケーキのおいしさに感動したのがきっかけで、洋菓子店で働きながら製菓学校に通った。「千葉県の雰囲気が好きで、子育てしやすい松戸での出店を決めた」と話す。

 店名はSWEET(甘い、心地よい)とDIARY(日記)を合わせ、「甘いお菓子で人々に幸せをもたらしたい」「食べる人にすてきな思い出を残してもらいたい」という張さんの思いを表現している。

 張さんは、結婚、出産時期に静岡県に住んでいた時から個人で中華菓子の製造とネット販売をしていたが、伝統的な作り方の中華菓子は見た目も味も大ざっぱで、繊細さが足りないと感じたという。「風味が良くなるよう、製菓学校で身に付けた洋菓子作りの手法を中華菓子にも採り入れて、オリジナルのレシピを作った」と張さん。

 現在、16種類の中華菓子を販売。「緑豆ケーキ」(300円)は中のあんに緑豆(リョクトウ)を使っている。「緑豆は体の余分な熱を取り除く働きがあるので、熱中症の予防にどうぞ」と張さん。クリームを挟んだスポンジケーキに、鶏肉を細かくほぐしたでんぶをまぶした「肉デンブケーキ」(4種類、各300円~350円)は、最近中国で流行のスイーツだという。

 洋菓子は12種類を展開。ホールケーキを切り分けたカットケーキは、客が持ち帰る時に形が崩れやすいため取り扱わず、1人用のケーキはガラス瓶やプラスチックのボックスに入れて作っている。客のオーダーしたデザインによるデコレーションケーキ(6,000円~)の製作も行う。

 張さんは「9月は中国の中秋節のために月餅を作って、10月はハロウィーンがある。11月と12月はクリスマスの準備で、年末からはお年賀のギフトセット、それが終わると中国の旧正月のお年賀なので、この先ずっと忙しい」と笑みを見せる。「今後はもっと中華菓子の種類を増やしたい。紹介したい中華菓子が他にもたくさんある。将来的には中華菓子だけの店をやりたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース