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松戸で「戦時中の食事体験講座」 食体験通じ戦争考える

松戸で「戦時中の食事体験講座」 食体験通じ戦争考える

すいとんを作る親子参加者

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 松戸市民会館(松戸市松戸)で2月6日、「戦時中の食事体験講座」が行われた。主催は松戸市。

長崎での被爆体験を話す大野礼子さん

 「世界平和都市宣言」事業の一環として1998年から行っている同講座。食糧難であった戦時中の食事を参加者が共同で調理し、会食することで当時の貧しさを知り、平和について考えることを目的としている。

 当日は65人の親子が参加。調理前の講演では、松戸市原爆被害者の会の大野礼子さんが長崎で経験した被爆体験を話した。原爆が投下された瞬間の爆風や建物が破壊されるすさまじい音の様子を話したほか、大野さんの当時15歳の兄が原爆投下後、15日間苦しんで息を引き取った場面では涙ぐむ参加者の姿があった。

 大野さんは「もう二度と戦争を起こしていけない。被爆者を作ってはいけない。今も世界では、たくさん戦争が起きている。今日聞いた話をお友だちにも話してほしい」と呼びかけた。

 その後、同会の田村博子さんが調理メニューについて、実演を交えて説明し、麦飯、すいとん汁を調理。付け合わせにふかし芋とたくあんが用意された。

参加した小学生の一人は「麦飯はあまりおいしくない。こういうものを毎日食べていたかと思うと今はずいぶん豊かになったと思った」と話す。

 保護者の一人は「テレビのニュースで戦争に関心を持った子どもから行きたいと言われ参加した。『自分が戦争に行くことになるのだろうか』と子どもが話すこともある。現在のような平和な時代では想像できない戦争体験を直接聞けたことは貴重。戦争について真剣に考える機会になれば」と話していた。

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