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松戸で「マイセンコレクション展」 市が寄贈を受けた38点を展示

「マイセンコレクション展」の展示品。マイセンのロココ様式を代表する「王冠金彩風景文宝石箱」(1880年ごろ)

「マイセンコレクション展」の展示品。マイセンのロココ様式を代表する「王冠金彩風景文宝石箱」(1880年ごろ)

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 戸定歴史館(松戸市松戸)で特別展「祝 松戸市人口50万人到達 マイセンコレクション展」が2月1日から開かれている。

「マイセンコレクション展」の展示品「色絵竹虎文飾り皿」(1725年~1730年ごろ)

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 マイセンは、ドイツのマイセン地方で生産される西洋白磁。1710年、同地に王立磁器製作所が設置されて以来、現在までドイツの名窯として世界的に知られている。

 同展は、松戸市が2023年1月に実業家の土屋亮平さんから寄贈を受けたマイセン磁器コレクション152点の中から38点を公開し、マイセン磁器の魅力を紹介する。

 日本や中国風の図柄を応用したものが多く見られ、東洋の美意識と西洋文化の交流、融合を垣間見ることができる「初期マイセン マイセンと東洋の磁器」、17世紀から18世紀にかけて流行した様式に影響を受けた「バロック、ロココの時代」、競合他社が現れる中で自社製品の技術力の強化とそのアピールに努めた「19世紀から現代」の3部で構成する。

 松戸市教育委員会文化財保存活用課美術館準備室の小川玲美子さんは「本市のマイセンコレクションは、現存が非常に少ないとされるマイセン窯(よう)設立時のものから、現代までのものを網羅する貴重な作品群。本市の豊かな芸術資源を多くの方に見てもらいたい」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般=300円、高校生・大学生=100円、中学生以下無料。3月9日まで。

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