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松戸の「中国菜 戸芽主」が1周年 中国料理とワインのマリアージュを提案

ドメーヌのオーナーシェフの岡野昌一さん

ドメーヌのオーナーシェフの岡野昌一さん

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 松戸の中国料理とワインの店「中国菜 戸芽主 (ドメーヌ)」(松戸市本町、TEL 047-393-8480)が8月25日、1周年を迎えた。

「中国菜 戸芽主 (ドメーヌ)」の日替わりランチ

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  蒸し魚や蒸し物、薄味の炒め物が特徴の広東料理をベースとした、さっぱりとした中国料理とワインのマリアージュが特徴の同店。店内はフランス料理店のような落ち着いた雰囲気だ。フロアスタッフはギャルソン風のエプロンを着用し接客する。店舗面積は17坪で、席数は22席(うちカウンター4席)。店の奥に6席の半個室も用意する。

 ソムリエとシェフを兼ねる店主の岡野昌一さんは「化学調味料は一切使わないので胸焼けせず、素材の味をじっくり味わえる料理が自慢」と話す。

 野菜は印西市の「芝海農園」の旬の無農薬野菜を中心に、岡野さんが南部市場で買い付けた松戸の無農薬野菜などを使う。南部市場では野菜と一緒に肉や魚なども買い付ける。米は米専門業者から、その都度選び精米したものを仕入れる。

 岡野さんは「米をおいしく食べられるのは精米して2週間。その間に使い切る。ディナータイムの特選米は『いのちの壱』などで、スーパーなどでは入手しにくい高級米を土鍋で炊いて提供する」とこだわりを見せる。

 ランチタイムは小さな子ども連れも歓迎する。「日替わりランチセット」(メーン料理、小鉢、雑穀粥(がゆ)またはご飯、スープ、漬物、ドリンク付き、1,000円)、メーンが選べる「よくばりランチセット」(選べるメーン料理、小鉢3品、雑穀粥またはご飯、スープ、本日のデザート、ドリンク付き、1,500円)、「本日のチャーハン」(スープ付き、1,058円) 「坦々麺」(1,134円)。

 岡野さんは「私にも子どもがいるので心苦しいが、ディナーは大人のお客さまにゆっくりとお酒を飲みながらくつろいでいただきたいので、小学生未満のお子さまはお断わりしている」と話す。

 ディナーの定番メニューは、自家製香港風焼きチャーシュー(1,100円~)、メーンのエビやホタテの海鮮料理(1,200円~)、土鍋で炊き上げた特選米1合(500円~)。広東風酢豚などの肉料理、卵料理、デザートは杏仁豆腐(500円)をはじめ、マンゴープリン、ココナッツミルク、ココナッツスープなど。

 不定期メニューは岡野さんがその時々に仕入れた材料を使ったものを出す。岡野さんは「カルパッチョなどのさっぱり食べられる生の魚料理を必ず用意する。2~3人で食べるのにちょうどいいサイズの生きのいいおいしそうな魚で姿蒸しもよく作る。ジャスミン茶で漬け込んで薫製にした自家製ベーコンは人気なので、ほぼ定番メニューになりつつある」と話す。

 ワインも客の好みを聞きながら岡野さんが選ぶ。「肉だから赤ワイン、魚だから白ワインという形にはこだわらない。赤ワインが嫌いな人もいるし白ワインが嫌いな人もいる。常識よりもお客さまの好みを優先して選ぶ」という。

 岡野さんは東京都内で有名中華料理店のキッチンスタッフとして働いた後、昨年8月25日に同店を開き、「地元である松戸で店を出したい」という夢をかなえた。

 店名の「ドメーヌ」は、仏ブルゴーニュ地方のブドウを栽培してワインを造るワインの醸造所、Domaine(ドメーヌ)のこと。ブドウをワインの仕上げるように丁寧に料理を仕上げるという意味と、岡野さんが松戸出身であることから「松『戸』から『芽』が出た『店』主」という意味も込めた。

 岡野さんは「食事でおなかを満たすだけではなく、落ち着いた空間や時間を味わっていただきたい。地域に住む人が自然に集まってくる店を目指したい」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時30分、ディナー=17時30分~23時。

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