サードウェーブコーヒーの新店「サンポ珈琲（カフェ）」（松戸市八ヶ崎7）が7月1日、オープンした。

「サンポ珈琲（カフェ）」店頭のコーヒーだるの前で店主の金子隆二さん（右）と店長代行の柳千夏さん（左）

　同店のコーヒーは「サードウェーブ（第三の波）」と呼ばれる農場を厳選し、豆はその都度いりたてをひいて一杯ずつ丁寧に入れるスタイル。「八ヶ崎ブレンド」（420円）など5つのブレンドを用意。入れ方はハンドドリップかフレンチプレスのいずれかを選べる。

　スイーツは「マスカルポーネチーズチョコバナナパンケーキ」（880円）などの甘みを抑えたパンケーキや、餡（あん）の代わりに水ようかんを使ったあんみつ風「クリーム抹茶みつ」（530円）など。ランチはロコモコランチセット（1,080円）のほか、パスタやサンドイッチを提供する。

　同店では、コーヒー豆の焙煎（ばいせん）販売も行っており、店頭には20種類焙煎前のブレンドのたるが並ぶ。店内は、茶色と赤を基調とした文明開化時代の洋館風に仕上げた。店舗面積は約46坪。席数は46席で全て禁煙席。駐車場は8台。　

　店主の金子隆二さんはファミレスチェーン「ジョナサン」退職後、「サンポ」を設立しフランチャイズ店「ジョナサン松戸八ヶ崎店」の店主となった。「ジョナサン松戸八ヶ崎店のスタッフと一緒に自由にやりたいことが表現できる店をつくりたいという思いからサンポ珈琲を開いた」と金子さん。

　金子さんは「会社名で店名でもあるサンポ（Sampo）は、フィンランドの叙事詩に出てくる、幸福をもたらす魔法の石臼のこと。奪い合いで砕けてしまった石臼のかけらを持ち帰った人が皆、豊かな生活が訪れたという話からサンポを訪れた全ての方に豊かになってほしいという願いが込められている」と話す。

　「当店のコンセプトは『プチぜいたく』。フランチャイズ店ではできないこだわりのオリジナルメニューを提供。当店のコーヒーや料理を目的に八ヶ崎へ来てもらえれば」とアピールする。

　営業時間は9時～21時。