「たまごのお店 むこたま　松戸秋山店」（松戸市高塚新田、TEL 047-711-9166）がオープンして1カ月がたった。

「むこたま　松戸秋山店」外観

　北総線秋山駅から徒歩5分にある同店。1963（昭和38）年から養鶏業を行っている「向台ポートリー」（柏市藤ヶ谷）が経営し、鶏卵のほか、鶏卵を使った総菜、スイーツなどを販売する。直営店は同店以外に、柏市に3店舗、船橋市、成田市にそれぞれ1店舗ある。

　松戸秋山店の桒原（くわばら）栞さんは「当社は約6万羽の鶏を飼育している。鶏の餌を独自に調合していることと、平飼いではなく鶏舎飼いをあえて採用し、一羽一羽の健康状態を常にチェックしていることで、濃厚でおいしい卵になる」と話す。

　同店は、日本国内で育種改良された純国産鶏「もみじ」が産む「農場たまご」、チリ原産の鶏「アローカナ」が産む、殻が淡い青色をした「碧（あお）の真珠」など4種類の鶏卵を扱う。鶏卵は自動販売機で販売しており、自動販売機コーナーは店舗と出入り口が分かれているため、閉店時も含め24時間利用できる。

　このほか、同社の鶏卵を使った「むこたま厚焼きたまご」（864円、ハーフ496円）、中華麺「むこたま麺」（太麺・細麺、3人前534円）など総菜や、プリン「むこたまCreamy egg」（3種類、356～378円）、菓子パン「むこたまパン」（2種類、6個入り702～745円）、バウムクーヘン「むこたまバウム」（1,512円、ミニ453円）などのスイーツをそろえる。

　テイクアウトメニューは、ソフトクリーム「むこたまソフト」（486円）とバウムクーヘン「焼きたてバウム」（540円）を用意する。柏市の本社に隣接した工場で製造する「むこたまバウム」と異なり、「焼きたてバウム」は同店内のキッチンで作った物を提供している。

　桒原さんは「物価が上昇する中で、遠方からも『ここの卵でないと』と買いに来てくださるお客さまいて本当にうれしい。当社の卵のおいしさをより多くの方に知ってもらえたら」と話す。

　営業時間は9時～17時。木曜定休。