流山のコミュニティースペース「machimin」(流山市流山)が4月1日、地域情報サイトを運営するジモティー(東京都品川区)と不要品リサイクルの実証実験を始めた。
流山の観光案内や菓子製造などを行う同スペースを活用し、地域住民が自分たちの住む地域で不要になったものを「回収」「アップサイクル」「販売」する同実験。ジモティーは、都道府県別、市町村ごとに「売ります・あげます」「不動産」「求人」などのカテゴリーで情報を提供するウェブサイト「ジモティー」を運営している。
実験では、活動を通じて地域住民同士の交流による地域コミュニティーの活性化を検証する。同社広報の宮本亮(とおる)さんは「ジモティーが地域の中でより必要とされるために、インターネット上での取り組みだけではなく、地域コミュニティーの中で一人一人のニーズに寄り添った活動が不可欠だと考えた」と話す。
地域住民が、地域で発生した不要品をジモティーとmachiminを使い回収し、住民がアップサイクルし販売。売上金はmachiminの活動資金となる。
宮本さんは「今回の実証実験では、ジモティーがリアルな地域コミュニティーに対してどのような貢献ができるのか検証したい。ジモティーの新しい使い方が発見できれば」と期待を寄せる。