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松戸市が小学生向けプログラミング教室 2日間でオリジナルゲーム開発

プログラミング教室では小学校高学年の子どもたちが熱心に課題に取り組んでいた

プログラミング教室では小学校高学年の子どもたちが熱心に課題に取り組んでいた

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 プログラミング教室「Cygames presents Tech Kids CAMP in Matsudo」が3月27日・28日、松戸観光案内所(松戸市本町)で開かれた。

「CA Tech Kids」のスタッフが子どもたちをサポート

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 コンテンツ事業に力を入れる松戸市がCygames(東京都渋谷区)に呼び掛けて実現し、2018年8月に始めて今回6回目となる同イベント。教室の運営はCA Tech Kids(同)が担当する。

 CA Tech Kidsのスタッフが米マサチューセッツ工科大学内の研究所「MITメディアラボ」の開発したプログラミング言語学習環境「Scratch」を使って指導し、サイバーエージェントグループのモバイル向けゲームアプリや家庭用ゲームソフト開発事業を手掛けるCygamesのゲームキャラクター、背景、BGMなどの素材を使ってプログラミングを行う。

 教室では、初日は「プログラミングを学ぼう」で基礎を学び、2日目に「オリジナルゲームを開発しよう」と題し、初日に学んだ知識を生かして子どもたちがアイデアを具体的に設計書に書き出してオリジナルのプログラムを作成する。最後に「プレゼンテーションをしよう」で、子どもたちが完成したプログラムを参加者や保護者の前で発表した。

 保護者の一人は「小学校でプログラミングの授業が2020年に始まるのと、ものづくりの難しさや楽しさを知ってもらうために参加させた。子どもは、初日に授業に付いていけない様子だったので途中でやめると言い出すのではと思ったが、家でしっかり復習して2日目も意欲的に取り組んでいた。楽しんでいるようで良かった」話した。

 Cygames星野健一さんは「2020年に小学校でのプログラミングが必修化されることはもとより、日本のIT技術者が2030年には80万人不足するという試算もあり、プログラミングを含めたIT技術者の育成が急務となっている。子どもたちやその親の理解を深めて人材育成につながれば」と期待を込める。

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