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新松戸に保護猫カフェ「ろくねこ」 保護猫について考えるきっかけに

「保護猫ハウスろくねこ」で飼育する猫「まるこ」

「保護猫ハウスろくねこ」で飼育する猫「まるこ」

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 「保護猫ハウスろくねこ ~みんなで作るネコミュニティ~」(松戸市新松戸6)が2月12日に本オープンした。

「保護猫ハウスろくねこ」店舗外観

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 家のような環境で、保護猫を人やその住環境に慣らし譲渡につなげるための「譲渡型保護猫カフェ」。牛など大動物専門の動物病院「石山生産獣医科」(新松戸5)が社会貢献活動の一環として運営する。2月1日からプレオープンしていた。

 店舗マネジャーの石山理恵さんは、大学院で動物行動学を専攻。「昨年から松戸市内のアニマルシェルターでボランティアをしており、そこで保護猫活動をしている人々と出会ったことをきっかけに、自分の学んだことを生かして何かしたいと思った」と振り返る。店名「ろくねこ」は「新松戸6丁目の猫」から付けたという。店舗面積は約20坪。

 同店で飼育する猫は、千葉県動物愛護センターに「譲渡ボランティア」として登録し、同センターから預かったもの。多頭飼育崩壊現場から救出された推定10歳の雄「おも」、飼い主の転居のため飼えなくなった7歳の雌「すみれ」、すみれの子で雌の「まるこ」の3匹が暮らす。石山さんは「広さを考えると6、7匹までがちょうどいいと思う」と話す。

 店内に猫用のおもちゃやおやつを用意し、猫と触れ合うことができるようにする。客への飲食物の提供はない。「猫たちは人に慣れていく途中なので、無理になでたり抱いたりせず、猫のいる空間を楽しむ店だと思ってほしい」と石山さん。

 「店に遊びに来てもらうことで、保護猫活動の支援につながる。保護猫を引き取って飼いたい人、保護猫活動をしている人など、保護猫に興味がある人たちの窓口的な役割を担いたい。今後、地域と連携した活動や子ども向けのイベント、保護猫に限らず猫についてのセミナーなども行う計画がある。みんなで保護猫について考えるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は10時~15時(最終受け付けは14時30分)。定員は6人。ネット予約可。料金(40分ごと)は大人=600円、中高生=400円、3歳~小学生=300円。最大料金は平日=1,800円、土曜・日曜=2,400円。月曜・火曜・金曜定休。

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