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松戸市戸定歴史館で夏季展 徳川昭武ゆかりの植物や園芸に関する品々を展示

徳川昭武の母・秋庭が観葉植物を育てる際に使っていた「鶴波涛文植木鉢(つるはとうもんうえきばち)」

徳川昭武の母・秋庭が観葉植物を育てる際に使っていた「鶴波涛文植木鉢(つるはとうもんうえきばち)」

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 戸定歴史館(松戸市松戸)で夏季展「殿様たちの自由時間-植物をめぐるモノ語り-」が7月8日から開かれる。

徳川昭武が1907(明治40)年に撮影した写真「四号 ムロン・シュクラン・ド・テウール」

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 江戸幕府第15代将軍徳川慶喜の異母弟、徳川昭武が隠居後の後半生を過ごした邸宅、戸定邸(国指定重要文化財)に隣接する戸定歴史館。

 今回の展覧会は「徳川昭武と多彩な趣味」「植物への興味」「戸定邸をめぐる植物」「旅行と写真-夏休みの過ごし方」の4章で構成。昭武の多彩な趣味の中でも植物に注目し、昭武が植えさせた植物や園芸についての品々約60点を、松戸徳川家資料を中心に紹介する。

 千葉大学アカデミック・リンク・センター(付属図書館)と連携協力し、松戸分館(松戸市松戸)が所蔵する江戸時代~明治時代の植物に関する貴重書や、日本植物学の父・牧野富太郎が監修した図鑑なども約10点展示する。

 同館学芸員の小川滋子さんは「普段歴史に興味のない方にも、植物という身近なものを通じて、戸定邸周辺の戸定が丘と徳川昭武の足跡に触れてもらいたい。夏季展なので、夏が旬のメロンについても取り上げている。千葉大学付属図書館松戸分館の貴重書を展示する特別な機会でもあるので、来館してもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般=150円、高校生・大学生=100円、中学生以下無料。9月3日まで。

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