松戸市立博物館(松戸市千駄堀)の企画展示室で、企画展「こどもミュージアム」が現在開催されている。
子どもと大人が一緒に松戸の歴史や生活文化を楽しく学べるように企画し、2019年以来2回目の同展。会場を2つの部屋に分けて構成する。
「100年前からのくらしのうつりかわり」の部屋では、松戸市内の農家から寄贈された、火鉢、ちゃぶ台、炭火アイロン、ぜんまい式蓄音機などの生活道具を展示するほか、松戸市の地図上に鉄道駅など各地の2019年の写真と40~80年前の写真を並べて比較したパネルを設置する。升やてんびん棒など、昔の道具を体験できるコーナーも設ける。
「はくぶつかんのたからものはっけん!」の部屋には、松戸市内で出土した縄文土器や、120年前の松戸市で暮らしていた子どもが使っていた教科書、子どもたちが遊んだり学んだりするために作られた浮世絵「おもちゃ絵」を展示。縄文土器のレプリカパズルや、「おもちゃ絵」のすごろくのレプリカで遊ぶことができる。
期間中の毎週土曜と最終日には、「機織りをしてみよう」「むかし体験!筆で手紙を書いてみよう」「ゲームでまなぶ じょうもんどきのもよう」「オリジナルのミニ屏風(びょうぶ)を作ろう!」など8つのワークショップを行う(一部要予約)。
同館学芸員の青木俊也さんは「さまざまな体験を通して、楽しく歴史に触れ合えるコーナーがたくさんあるので、家族で来てもらえれば」と呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜休館。3月26日まで。