「松戸宿坂川河津桜まつり」が3月2日・3日、松戸の坂川沿道で開かれる。
早咲きの河津桜を、屋台や催し物などとともに楽しむ同イベント。会場付近は江戸時代の水戸街道の宿場町で、松戸宿(しゅく)と呼ばれていた。2月22日~3月10日18時~23時、桜のライトアップが行われる。
両日、坂川沿道で豚汁、笹酒などの飲食屋台や、野だてや演舞などの催し物を予定。同時開催される「矢切ねぎまつり」では、松戸の特産品である朝採りの矢切ネギの販売や矢切ネギのじか火焼きを提供する。
関連イベントとして戸定歴史館(松戸市松戸)で「戸定さくら雛(びな)」も展示される予定で、重要文化財の戸定邸の敷地に生える竹を用いた手作りのひな人形を飾る。
近隣の商店会の協賛店舗では3月2日まで「さくらまつり謝恩セール」を開催。協賛店での購入額に応じて、会場内での買い物や福引抽選会に使える地域マネー「チェリー」を配布する。
同実行委員会の担当者は「旧松戸宿に残る水辺の風情を皆で楽しめるようにと、坂川沿いに河津桜を植樹して十数年、おかげさまで早春の名物になった。この景観を後世に守り伝えていきたいと思っているので、ぜひおいでください」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。荒天中止。