「第8回ゆかたde坂川めぐり」が8月10日、坂川の特設ステージ(松戸市本町)で開かれた。
江戸時代から続く松龍寺(松戸市本町)の四万六千日縁日のトウモロコシ市を起源とし、ちょうちんやあんどんを沿道に飾る「第13回松戸宿献灯まつり」の会場で開催。子どもから大人まで男女18人が参加して浴衣姿を競った。
グランプリから3位までの3人に加え、献灯まつり実行委員長による「献灯まつり賞」1人を決定。グランプリ受賞者は、副賞のほか、来年の献灯まつりのイメージ・キャラクターに抜擢された。参加者ただ一人の男性である高橋和敬さんは「浴衣は自分で仕立てた。4回目の参加で、過去3回は女性として出場した。男性としては初挑戦。自作の浴衣を着るのが面白い」と話す。
東京都内から参加した花輪京子さんは「習い事で松戸に来るが駅東口の飲屋街しか知らなかった。西口の坂川沿いを歩いて、松戸は風情がある街だと感じた」と話す。主催者の高山勉さんは「これまでに入賞者は再挑戦をしたことはないが、何度か挑戦する人はこれまでにも何人かいる」と盛り上がりをアピールする。
参加者は平日開催にかかわらず、大勢の人々でにぎわった会場を坂川ひろばステージを皮切りに松先稲荷、松戸神社、松龍寺を散策して浴衣姿を披露。来場者の投票後、坂川ひろば特設ステージで投票結果発表と表彰式を行った。
グランプリに輝いたのは最年長の上原美津代さん。イメージ・キャラクターとして来年の松戸宿坂川献灯まつりのポスターを飾ることについて、上原さんは「ちょっと恥ずかしい」と笑みを見せた。