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松戸の多文化スペースがインド料理教室 北インドの家庭の味を体験

インド出身のナンディータさん(中央)が講師を務める

インド出身のナンディータさん(中央)が講師を務める

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 ボランティア団体「多文化スペース バナナかぞく」が11月3日、料理教室「ナンディータさんとインドクッキング」を松戸市民会館(松戸市松戸)で開く。

今年9月に行われた前回の「ナンディータさんとインドクッキング」の参加者。バターチキンカレー、クミンライスなどを作った

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 代表の小熊みやまさんは東京都出身。2012(平成24)年から2年間インドに留学し、ムンバイの大学院で社会福祉(子供と家族)の修士号を取得した。「結婚し松戸市に住み始めた後、外国人を目にする機会が増え、外国人と日本人が緩やかに集まれる場所をつくりたいと思い、バナナかぞくの活動を始めた」と話す。

 「まちかどアトリエNeiro」(松戸)を主な会場に、日本語・英語のおしゃべりスペースの運営、インドの祭りや民族衣装「サリー」の着付けなどの文化体験、多文化の絵本・歌に触れる親子向けイベントの開催などの活動を行ってきた。小熊さんが留学で培った英語・ヒンディー語を生かしてインドの文化を紹介しているという。

 インド料理教室は今年9月に続いて2回目。「バナナかぞく」利用者のナンディータさんが講師を務め、ほうれん草パニールカレーとコーンライスを作る。ナンディータさんがウッタル・プラデーシュ州出身の母親から受け継いだ、北インド料理の流れをくむ料理という。パニールはインドで一般的に使われる、水牛の乳から作るチーズ。

 小熊さんは「一人一人の生まれた地域・国、ルーツ、ふるさとを尊重しながら、さまざまな人が出会い、時には支え合い、自分らしくいられる場所に「バナナかぞく」がなれたらうれしい。これからも、海外経験のある方や外国語を話す方とつながりながら、多様な文化・言語に触れられる場所づくりをしていきたい。興味のある方は一度遊びに来てもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時30分~13時30分。参加費は中学生以上=4,000円、小学生(保護者と参加)=1,000円、小学生(単独で参加)=2,000円。申し込みはウェブサイトのフォームと、インスタグラム、フェイスブックのメッセージで10月31日まで受け付ける。

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