松戸市上矢切の水田で、代かき体験が4月30日に、田植え体験が5月3日にそれぞれ行われる。
代かきとは、田んぼに水を入れ、土を砕いて均平にしていく作業。今回の体験は、情報誌「ちば食べる通信」編集長の佐藤謙太さんが2021年から行っている、食や農業を通してSDGsについて学ぶ市民活動「まつどSDGsノウエン」の一環。稲作の体験イベントや、矢切ネギ、ジャガイモなど野菜の生産体験イベントを月に1回程度行っている。
今回の活動は、佐藤さんが唐澤農園(松戸市上矢切)と共に、耕作放棄された水田を復活させるプロジェクトとして企画。佐藤さんは「米がどうやってできるのかを、この機会に知ってほしい。米を作らなくなった水田には雑草が生え、害虫や害獣がすみ着き、周辺の田畑にも影響が出る可能性がある。そんな水田を、みんなの力でもう一度復活させたい」と話す。
佐藤さんは「農業に触れて食べ物への理解を深めてもらいながら、地域の横のつながりもできればうれしい。子どもはもちろん、大人にとっても良い食育の場になっていると思う。田植え以降の農作業体験にも、積極的に参加してもらえれば」とアピールする。
開催時間は、代かき体験=10時~12時、田植え体験=13時~15時30分。参加無料だが、「まつどSDGsノウエン」の年会費として1家族当たり1,000円が必要。両日とも、坂川親水広場(上矢切)の駐車場に集合の後、水田まで移動する。作業着(汚れてもいい服)、帽子、軍手、長靴またはサンダルの着用、着替えと飲み物の持参が必要。雨天の場合、代かき体験は中止、田植え体験は延期。申し込みはフェイスブックのイベントページのフォームで受け付ける。