松戸市の農園「野口農園」(松戸市六実3)が8月20日、梨もぎの受け入れを始めた。
「父の代に梨園を始めて7、80年ほど」と話す同農園代表の野口敏之さんは、妻の美奈さんと農園を経営。自家所有の農地と親族から借り受けた農地合わせて約2.3ヘクタールのうちおよそ2ヘクタールで梨を生産する。直売と地方発送、受け入れた梨もぎで、生産量のほぼすべてを売り切る。梨と併せ、栗とキウイフルーツも生産している。
シーズンの始まり(7月下旬から)に収穫できる幸水の時期が終わり、現在は豊水とあきづき、9月上旬以降はかおりと新高が収穫時期を迎える。梨もぎの受け入れはは9月20日頃までを予定。入園は無料で、収穫した梨を1キログラム750円で購入してもらう。野口さんは「今シーズンは生育期に天気が良く、気温も高かったため、梨の出来が良かった。ぜひ農園に来て味わってほしい」とアピールする。
野口さんの次男・直樹さんも近く就農する予定。直樹さんは「農家以外の世界も知ろうと思い就職したが、いずれ後を継ぐつもりでいた」と話す。野口さんは「息子が就農したら、以前から手掛けたいと思っていたブドウの生産を一緒に始めたい」と意気込む。
開園時間は9時~17時。