「流山白みりん美食プログラム」の第2回が4月4日に一茶双樹記念館(流山市流山6)で開催される。
同イベントのために制作された映像で、流山特産の白みりんの歴史や、みりんを使った料理の奥深さについて学んだ後、映像に登場した料理をその場で食べることができる。第1回は2月7日に開いた。
一茶双樹記念館は、流山市指定記念物(史跡)の「小林一茶寄寓(きぐう)の地」を整備し、1995(平成7)年に開館。白みりんの醸造販売などを行っていた秋元家の建物を解体復元したもので、江戸時代末期の商家の建物を再現している。
主催する流山ツーリズムデザインの大迫まどかさんは「一茶双樹記念館のある流山本町かいわいは、地域の歴史を語る上で欠かせない旧市街地だが、夜間に利用する人は多くなかった。そこで、江戸時代後期に流山で誕生した白みりんの歴史や効能を映像で楽しく学びながら、流山の歴史と一緒にみりん料理を楽しんでもらえる夜間のイベントを企画した」と話す。
当日放映する映像では、ローマ出身の料理研究家、ベリッシモ・フランチェスコさんが案内役を務める。提供する料理は、日本茶カフェ「葉茶屋寺田園」(流山2)が作る。「どんな料理が入っているかは開けてのお楽しみ。映像を楽しみながら想像を膨らませて待っていてほしい。前回と比べても、使用する野菜やあしらいを季節に合わせて変更している」と大迫さん。
「前回参加した方々から『みりんの奥深さや使い方、和食以外の活用ができる幅広さと魅力を感じることができた。家庭でももっと活用したい』などの感想を頂いている。縁の下の力持ちであるみりんの魅力を映像と共に味わえるので、参加してもらえれば。秋元家の面影を残す一茶双樹記念館の風光明媚(めいび)な建物や庭も、料理と一緒に楽しんで」と呼びかける。
開催時間は18時~19時30分。参加費は5,000円(飲料代別)。定員は16人。申し込みはウェブサイトで受け付ける。締め切りは3月31日。