あけぼの山農業公園(柏市布施)で2月11日から、「梅鑑賞会」が開かれる。
1994(平成6)年に開園した同園。約17.2ヘクタールの土地に農園、果樹園、花畑、芝生広場、池などが配置されている。
梅園に約20品種、約100本の梅の木があり、濃い紅色の花が年末から咲く「八重寒紅(ヤエカンコウ)」、原種に近く、白い大輪の花が咲く「八重野梅(ヤエヤバイ)」、花びらの表が淡い紅色、裏が紅色の「蓮久(レンキュウ)」が比較的早く開花する。花びらが紅色で縁取られる「朱鷺の舞(トキノマイ)」や、一本の木に紅色と白の花が咲く「思いのまま」など珍しい品種も栽培されている。
同園広報担当の鈴木有希子さんは「梅の木にはそれぞれの品種名が分かるように名札が下げてあるので、散策の際には梅の花や香りと一緒に、趣のある品種名も一緒に楽しんでもらえたら」と話す。
期間中の毎週日曜13時30分~14時10分、樹木医の元山淳一さんがガイドをしながら梅園を歩く「梅園ガイドツアー」を行う(雨天中止)。現地で開始15分前から先着順に参加を受け付ける。定員は各回15人。参加無料。
資料館2階では2月11日~19日、木の実や落ち葉、ドライフラワーなど、自然の中から材料を集めて作ったクラフトを展示する「柏ネイチャークラフト展」が開かれる。入場無料。土曜・日曜は、枝を切った時に生じる木粉で絵を描く「枝絵アート」のワークショップを行う。参加無料。開館時間(10時~16時)中、館内で随時、参加を受け付ける。
園内の売店で、おしるこ(餅なし)、甘酒(以上150円)、おでん(480円)、梅ソフトクリーム(300円)など梅鑑賞会限定メニューを提供する。
開園時間は9時~17時。入場無料。月曜休園。3月12日まで。