ボランティア団体「きたまつどごみぜろくらぶ」が現在、JR常磐線北松戸駅(松戸市上本郷)周辺のごみ拾い活動への参加を呼びかけている。
同団体の代表を務めるのは、6年ほど前に松戸に引っ越してきたという井坂千穂さん。誰でも参加できるごみ拾いを通して、地域でのつながりを広げたいと5月、活動を始めた。「義父母以外に知り合いがいない中、何か災害があったときに自分の家族を助けてくれる人は誰もいないと感じたのがきっかけ」と振り返る。子どもの顔を知っている大人を、子ども自身が顔を知っている大人を、それぞれ増やしたいとさまざまな地域活動を行ってきたという。家庭の生ごみから堆肥を作るコンポストの講座も開いている。
ごみ拾いは、毎月第1土曜に活動。参加者は、朝7時に仲台公園(松戸市北松戸3)に軍手とトングを持参して集合し、準備運動としてラジオ体操をした後、2、3グループに分かれて歩きながらごみを拾う。本郷公園(北松戸1)に再び集合し、拾い集めたごみを分別して8時に活動を終了する。
井坂さんは「活動を通して知り合う人同士の輪が広がれば。『きれいな街=子どもが安心して歩ける街』も目指したい。学生など希望する人には、ボランティア参加証明書も発行している。誰でも気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。「今後は他団体の活動に協力したい」とも。
次回の活動は11月5日7時開始。雨天延期。活動の有無や延期した場合の活動日は、同団体の公式SNS(フェイスブック、ツイッター)で案内する。