松戸観光案内所(松戸市本町)で7月28日・29日、「第四回千葉県産酒フェア」が開かれる。
今年4月から毎月開催されている同イベント。栗原酒店(松戸市岩瀬)と千葉県酒類販売が共催し、今回は夏酒をメインに同会場先行販売商品や新商品、数量限定品など蔵元自慢の酒をそろえる。展示・試飲・即売のほか、「サッポロ・ホワイトベルグ 樽生」無料試飲、九十九里や東京の地ビールの試飲販売も行う。
栗原酒店の合津浩則さんは「千葉県産酒フェアは、松戸観光協会が社団法人化して新たに設けた観光案内所を広く知ってもらおうというのがきっかけ。日本酒だと通常、季節ごとに年4回程度の開催だが、こういったイベントの他業種への広がりを期待して毎月開催することにした」と話す。来場者は、認知度の上昇とともに徐々に増えており、小田原や青梅など市外からの来場者も見られるようになったという。
合津さんは「SNSでの情報発信により、広く知ってもらえるようになった。海外向けの情報サイトにも掲載しており、海外からの問い合わせも増えている。特に『岩の井』の純米大吟醸はワインで有名なロバート・パーカーが日本酒部門で95点の評価ポイントを付けており、有名な『獺祭(だっさい)』より高い評価」と話す。
千葉県酒類販売の太田正美さんは「千葉県内の蔵元はかつて200ほどあったが現在残っているのは40ほど。県内の日本酒の銘柄は知名度が高いと言えないが『岩の井』や『甲子(きのえね)』など人気のある銘柄もあるので、一度千葉の酒を試飲して知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時。入場無料。問い合わせは松戸観光案内所(TEL 047-703-1100)まで。