松戸市が定めた「もったいないの日」の記念イベント「『もったいない』からはじめよう」が来年2月14日、松戸市民会館(松戸市松戸)で開催される。
「もったいないの日」は、ケニア共和国環境副大臣(当時)の故ワンガリ・マータイさんが2006年に同市を訪れた2月15日を記念して定めたもの。マータイさんは、植林を通じて農村女性の自立と民主化を推進する「グリーンベルト運動」が評価され、2004年のノーベル平和賞を受賞。2005年の来日の際、日本語の「もったいない」という言葉を知り、世界に広げるMOTTAINAI運動を提唱した。
マータイさんの市訪問では新松戸南小学校(新松戸6)で「もったいない教室」を開き、「地球環境を守るために、自分たちができる小さなことから始めよう」と児童らに呼び掛けた。同小は、缶のプルタブを集めて車いすを購入したり給食を残さない運動に取り組んだりしている。
第1部(11時~13時)では、「もったいない」体験コーナーを市民会館の各フロア設ける。「減CO2(げんこつ)フロア」(同館3階)では、体験ブースでエコについて学べる。「もったいない運動フロア」(同館2階)では、運動協賛団体の活動に関する展示や、もったいないアイデア作品を展示。「食育フロア」(同館1階)では、省エネクッキング講座や無農薬野菜の販売を行う。省エネクッキングを除き申し込みは不要。
第2部(13時~15時)では、イタリア料理研究家のベリッシモ・フランチェスコさんの「『もったいない』を考える地産地消クッキング」を開く。12時30分開場。先着1000人で、11時30分から座席指定券をホール入り口で配布予定。