
新京成電鉄(鎌ケ谷市)と京成電鉄(市川市)が4月1日に合併し、新京成線は同日から京成電鉄松戸線として営業する。
新京成線全線開業前日の1955(昭和30)年4月20日に松戸駅で行われた神官のおはらい
新京成線は松戸駅(松戸市松戸)と京成津田沼駅(習志野市)を結び、24駅、26.5キロで営業している。1947(昭和22)年に新津田沼駅~薬園台駅間の2.5キロで営業を開始し、1955(昭和30)年には松戸駅までの全線が開通した。
合併に伴う新京成線の駅名や運賃・料金、ダイヤの変更はない。車両や駅看板などのデザインは、京成カラーを基調としたデザインに順次変更する。
両社は「Hello!Matsudo Line」をキャッチコピーとしたポスターを2月26日から駅構内や車内に掲出。「Hello」の文字には「4.1」の文字が組み合わせてあり、新京成線が同京成電鉄松戸線に生まれ変わることと、その日付を表現している。
合併記念グッズのTシャツやキーホルダーなどを3月20日~23日に新京成線新津田沼駅改札外の特設店舗で販売するほか、2月にSNSで募集した「新京成の思い出」と「京成松戸線への期待」をテーマにしたコメントの一部を、3月中旬から車内広告として掲出する。
新京成電鉄総務人事部広報課の担当者は「名前は変わってもこれまでと変わらず、安全・安心を第一に街と暮らしをつないでいく」と話す。