
流鉄流山線で運行する5000形車両のうち「あかぎ」号が9月14日で運行を終了する。
5000形「あかぎ」号は、2001(平成13)年まで運行していた1300形に次ぐ2代目の「あかぎ」号として2012(平成24)年に運行を開始。2021年から2023年まで、車両の不具合や点検のために、赤い車体の「あかぎ」号と黄色い車体の「なの花」号を1両ずつ連結して運行したことが「オムライス電車」として話題になり、2022年には「オムライス電車」をデザインしたクリアファイルや1日フリー乗車券を発売した。
同路線を運営する「流鉄」(流山市流山1)は7月、JR東海で使用されていた211系電車4編成の譲渡を受けたことを発表。これに伴い、まもなく検査期限を迎える5000形「あかぎ」号を廃車することとした。
現在、「あかぎ」号には「さようなら あかぎ」「惜別 あかぎ」と書かれた、引退記念のヘッドマークが掲出されている。運行最終日の9月14日には「さようなら運転」として「あかぎ」号を臨時ダイヤで運転。流山駅9時発から馬橋駅14時38分発まで、40分間隔で9往復運転する。
鉄道部運輸課の松本浩美さんは「最終日まで皆さまにあかぎ号を応援してもらえたら」と話す。