「オープンフォレスト in 松戸2023」が松戸市内19カ所の森で5月13日から行われる。
松戸では2003(平成15)年から「里やまボランティア入門講座」が市民と行政の協働で毎年開催されており、同講座の修了生が任意団体を組織して、次の世代に良好な自然環境を引き継ぐためにそれぞれの森の保全活動に取り組んでいる。同イベントは緑の保全事業の一環として2012(平成24)年に始まり、今回で11回目。緑の保全事業の一環として、里やまボランティアが活動している「小さな森」を、所有者の協力を得て市民に公開する。昨年は18カ所の森に約1300人が訪れた。
「関さんの森」(幸谷)、「囲いやまの森」(金ケ作)、「小浜屋敷の森」(高塚新田)など松戸市内17カ所の民有林と、「21世紀の森と広場」(千駄堀)内の「縄文の森」、根木内歴史公園(根木内)で行う。それぞれの森では「里やまボランティア」が森の説明や案内をする。森の中で自由に散策や自然観察ができるほか、手作りのハンモックやブランコなど遊具を使った遊び、竹やドングリを使った工作体験などを用意している。
松戸市みどりと花の課の中山茜さんは「都市部に残された、普段は入ることができない『小さな森』を公開し、森の魅力を感じながら、みどりの未来に思いをはせるイベント。それぞれの森で工夫を凝らして皆さまをお待ちしているので、新緑の美しい森に遊びに来てもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~15時(一部の森は13時まで)。参加無料。帽子、長袖の服、長ズボン、運動靴の着用が必要。荒天中止。5月21日まで。