「まつどでつながるプロジェクト運営協議会」(松戸市本町)が現在、出産祝い品贈呈事業「ウェルカムベビープロジェクト」の拡充に向けクラウドファンディングを行っている。
同協議会は子どもや子育ての孤立予防を通して「誰もが共に寄り添い、自分らしく生きられる社会」の実現を目指し、2019年に設立。子育て情報検索サイト「つながるリンク」、子育てに関する相談をチャットアプリ「LINE(ライン)」で受け付ける「つながるLINE」、キッチンカーを活用した親子の居場所作り「駄菓子屋カフェくるくる」などの事業を展開している。
「ウェルカムベビープロジェクト」は松戸市内で赤ちゃんが生まれた家庭に出産祝い品を贈呈する事業で、2020年に始めた。地域の子育て関連情報をカテゴリーごとにまとめたファイル、手書きのお祝いメッセージが書かれたカフェインレスコーヒー、協力企業からの協賛品などが含まれる。今年は300世帯分の配布を目指している。
今後少しでも多くの子育て中の家庭とつながりを作れるよう、目標額は200万円に設定。調達した資金は祝い品(企業の協賛品以外)の購入費用、配布会イベント開催のための費用、「つながるLINE」と公式サイトのシステム費用、相談を受けるスタッフの人件費などに充てる。
同協議会マネジャーの石川静枝さんは「子育て中の家庭が地域とつながる第一歩としてプロジェクトを実施し、祝い品を通して、新しい命に『おめでとう』と、これから子育てが始まる方、子育て中の方に『独りじゃないよ』『子育てを見守ってくれる人がいるよ』という気持ちを届けている。大切な子どもの未来を一緒に応援してもらえれば」と協力を呼びかける。
3月31日まで。