松戸市の農園「松戸ストロベリーマーケット」(日暮6、TEL 080-7030-0015)が1月7日から今シーズンのイチゴ狩りの受け入れを行っている。
代表の及川(およかわ)孝利さんは、同地で約600年前から続く農家の26代目。一家で米と野菜を生産してきたが、畑の一部で2021年12月からイチゴの生産を始めた。「両親が高齢になったので、妻と一緒に新たに採算性の良い作物を生産しようと思ったのがきっかけ。アスパラガスとミニトマトも候補に挙がったが、結局イチゴに行き着いた」と振り返る。
同農園では、酸味が少なく香りが強い「かおり野」、甘み、酸味とも強くみずみずしさがある「紅ほっぺ」、ビタミンCが豊富で濃厚な味が特徴の「おいC(シー)ベリー」など5品種のイチゴを生産している。「時期によって、生育の都合でイチゴ狩りに開放していない品種もあるが、いろいろ食べ比べてほしい」と及川さん。
直売所ではイチゴのほか、及川さんの両親が生産するダイコン、カブなどの野菜も販売する。及川さんは「両親に楽をしてもらおうと思ってイチゴの生産を始めたのに、直売所でイチゴと一緒に野菜も売ると両親に話したら、以前より張り切って農作業をしている」と笑みを見せる。
イチゴ狩りの受け入れは土曜・日曜の10時30分~15時30分。体験時間は30分で、料金は、大人(小学生以上)=2,800円、子ども(4歳~6歳)=2,000円、幼児(2歳~3歳)=1,500円。要予約。電話で受け付ける。期間はゴールデンウイークごろまで。