ドイツ・スイス・オーストリアの民族音楽を演奏するグループ「ヨーデル北川桜とエーデルワイスムジカンテン」が4月2日、「自閉症啓発オンラインコンサート」をオンラインで開く。
国連の定めた「世界自閉症啓発デー」に合わせて開く同イベント。ヨーデル歌手の北川桜さんとトロンボーン奏者のトム・プフラウメさんが1994(平成6)年から演奏活動を続けてきた同グループに今回は、松戸出身・在住で発達障害があるトロンボーン奏者・高尾優さんが加わり出演する。
北川さんは「共生社会に向け、毎年テーマを決めて、障がい者に寄り添い、理解していこうという試みに取り組んできた。昨年はのテーマは視聴覚障害だったが、今年は高尾さんがきっかけとなり、自閉症・発達障害をテーマに据え取り組んでいる」と話す。
当日、披露する曲目は、「高尾優のお気に入りのソロ曲」「トロンボーン2重奏」「明るい気持ちになるアルプスの音楽」。高尾さんによる発達障害についてのトークなども予定している。北川さんは「高尾さんの思いを通じて、自閉症・発達障害は少し人と違うだけの個性だと周りが受け止めてくれるようになれば」と話す。
20時開演。ユーチューブライブ(無料)とプレミアムズーム席(2,000円)で配信する。