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松戸にちなんだ楽曲を演奏する2つのコンサート ピアノとアンサンブル

戸定邸

戸定邸

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 フルート奏者荒川洋さん作曲のアンサンブル作品「1867」を演奏する2つの演奏会が12月7日・9日、松戸市内で行われる。

ピアニストの徳川眞弓さん

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 同作品は、第15代将軍徳川慶喜の異母弟であり、将軍名代として1867年パリ万国博覧会に参加中に明治維新と大政奉還を経験し、隠居後に戸定邸(松戸市松戸)に住んだ最後の水戸藩主徳川昭武の大きく揺れ動く運命に着想を得ている。

 7日に松戸市民劇場で行われる「徳川眞弓ピアノリサイタル」では、荒川さんが「1867」をピアノ曲にアレンジ。9日に戸定邸で行われる「明治150年 戸定邸 1867コンサート」は、荒川さんを含む新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーなど8人による演奏。

 徳川眞弓ピアノリサイタルについて、事務局「松戸クラシック音楽を楽しむ会」の担当者は「『1867』のピアノアレンジは今回が初演となる。会場では日本屈指の徳川家研究家でもある戸定歴史館館長の齊藤洋一さんが、徳川昭武や戸定邸にまつわるエピソードを解説するコーナーも設けている。今年は大河ドラマの影響で幕末から明治の歴史に注目が集まっている。美しい音楽と歴史に触れてほしい」と企画を説明する。

 戸定邸コンサートについて、戸定歴史館の担当者は「『1867』の演奏は3回目だが、今回はスペシャルゲストとして、国内外で活躍するソプラノ歌手大森智子さんが歌のパートを披露する。四季によってさまざまな顔を見せる戸定邸の冬を、音楽と共に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 徳川眞弓ピアノリサイタルは18時30分開場、19時開演。チケット料金は1,000円。問い合わせは松戸クラシック音楽を楽しむ会(TEL 090-1805-2206)まで。戸定邸コンサートは13時~と14時30分~の2回公演。料金は共通入館券(一般320円)のみ。問い合わせは戸定歴史館(TEL 047-362-2050)まで。

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