松戸市は、市内で使用されているマンホールのふたをデザインしたグッズの販売を12月1日に開始した。
同市は、観光名所である「矢切の渡し」の絵柄がデザインされたマンホールふたを1994(平成6)年から設置しており、2019(令和元)年に同デザインのカラー版のマンホールふたが初めて使用された。
今回販売するグッズは、カラー版を模したもので、「ご当地マンホールラバープレート」(ラバー製コースター、550円)、「ご当地マンホールストラップ」(金属製ストラップ、440円)、「リアルご当地マンホール(ミニ)」(金属製マンホールのレプリカ、1,650円)の3種類を、市役所別館3階の下水道経営課窓口で開庁日の9時~16時に販売する。
支払い方法は現金のみで、事前予約、取り置きなどは行わない。窓口での販売のほか、ご当地商品の販売を行うエイジレス(愛知県春日井市)のウェブサイトを通じて通信販売も行っている。松戸市下水道経営課の担当者は「下水道に興味を持っていただくためにグッズを製作した。グッズを通して、普段は皆さまの足元に隠れている下水道に思いをはせていただけたら」と話す。
市役所本館1階の連絡通路上に設置される特設コーナーで、受験生を応援して合格祈願カード付きマンホールカード150枚を限定配布する。マンホールカードは国や下水道関連企業などの連携組織である下水道広報プラットホームが自治体と共同で発行しているコレクションカードで、多様なデザインのマンホールふたを通して、楽しみながら下水道に興味を持ってもらうことを目的としている。これまでに全国の557自治体で、717種類が製作された。
「マンホールはその形から『落ちない(円形)、滑らない(表面の凹凸)、丸く収まる(形状)』として大変縁起の良いものとされている。加えて松戸市のマンホールふたデザインは『矢切の渡し』。合格への『渡し船』となるように願う気持ちを込めた、とっておきの合格祈願カードを、松戸市として初めて製作した。カードと、現在配布中のマンホールカードをセットにして限定配布する」と担当者。
配布期間は12月21日~25日の9時~16時で、直接来場した人に1人1枚を無料で配布する。事前予約、取り置き、郵送等は行わず、なくなり次第配布を終了する。特設コーナーでは実物のカラーマンホールふたやマンホールトイレの展示を始めとした下水道の紹介、マンホールグッズの販売も行う。