松戸市立博物館(松戸市千駄堀)のウェブサイトで現在、家で楽しみながら学べるコンテンツ「おうちミュージアム」が公開されている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月8日から休館している中、同館担当者は自宅待機中の子どもたちが楽しんで学習できるものを検討。北海道博物館が始めた企画「おうちミュージアム」を、全国の博物館が各館の特色やアイデアを出しながら開催していることを知り、参加する形で始めたという。
5月13日に公開された最新コンテンツ「オリジナルはんてんを折ろう!」は、松戸市立博物館オリジナルの折り紙はんてんを作る内容。同館は開館27周年を迎えた4月29日にインスタグラム、ツイッター、フェイスブックで公式アカウントを開設しており、折ったはんてんの写真を、ハッシュタグ「#松戸市立博物館」を付けてSNSに投稿することを呼び掛けている。
松戸市立博物館の「おうちミュージアム」ではこのほか、同館の展示品やマスコットキャラクターをデザインした「常設展示ぬりえ」、松戸市内の貝塚から出土した土器をモデルにした「縄文土器ペーパークラフトに挑戦!」江戸時代に現在の松戸市で将軍が行った大規模な狩りの様子を描いた絵をパズルにした「江戸時代の絵パズルを完成させよう!」が公開されている。
担当者は「おうちで子どもたちが博物館のコンテンツを楽しめるようにと開催している。スマートフォンなどからも簡単に見られるSNSも始めたので、合わせて活用し進めている。土器のペーパークラフトや江戸時代の絵パズルなどをやってみて興味を持ち、そこから歴史好きになって松戸の歴史に興味を持ってもらえるとうれしい。当館に来た時により一層楽しんで、充実した時間を過ごしていただけるよう、これからも進めていきたい」と話す。