「松戸」が表示された自動車用ナンバープレートが、5月11日に交付開始される。
松戸市に使用の本拠を置く自動車は、5月11日以降に新車登録や移転登録などでナンバープレートを取得する場合に「松戸ナンバー」となる。使用中の「野田ナンバー」はそのまま使用が可能。「松戸ナンバー」では図柄入りナンバープレートの選択も可能で、対象となるのは登録自動車(小型自動車、普通自動車、大型特殊自動車など)と、自家用の軽自動車。交付手数料などを支払うことで新車登録や移転登録を待たずに地名の変更や図柄入りナンバーの取得をすることもできる。
松戸ナンバー導入は、国土交通省による「ご当地ナンバー」(新たな地域名表示ナンバープレート)の募集に応募したもので、千葉県内では2006(平成18)年に「成田」「柏」ナンバーが導入され、「市川」「船橋」「市原」ナンバーが松戸ナンバーと同時に運用開始される。ナンバープレートのデザインは「通常」「モノトーン図柄入り」「フルカラー図柄入り」の3種類で、4月13日に事前申し込みの受け付けを始めた。
松戸市では「松戸ナンバー」および「地方版図柄入り松戸ナンバー」を実現することが市のPRや観光振興、地域振興に寄与すると考え、2017(平成29)年以降、国土交通省への導入申し込みや図柄入りナンバーのデザイン公募などの取り組みを実施してきた。デザインの全国公募から選考委員会による審査・選考、松戸市民による人気投票を経て選ばれたのは、市内在住の30代女性がデザインした「松戸の風景」。「松戸の自然や風景の魅力が視覚的に伝わるデザインを目指した。見た人に松戸への興味と好感を持ってもらいたいという願いを込めた」と話す。
図柄入りナンバープレートの申し込みは、自動車ディーラー、整備工場などに依頼するか、ウェブサイト「図柄ナンバー申込サービス」から行う。交付手数料は普通自動車=7,480円、軽自動車=7,540円。加えて1,000円以上の寄付金を納付するとフルカラーのナンバープレートを選択できる。