本店の油そばで知られる「兎に角」(松戸市根本)が6月5日、4店舗目となるラーメン店「蝙蝠(こうもり)」(松戸市松戸)を開店した。
魚介豚骨スープの他店舗とは異なり、濃厚ですっきりとしたしょうゆ豚骨スープ仕立てのラーメンを提供する同店。もちもちとした食感の麺は本店にある製麺機で毎日打つ自家製麺を使用。同店独自の粉の配合や太さを変えるなどの工夫をしている。
本店創業者の山田栄行さんは「近所にあったお気に入りの家系ラーメン店が閉店すると聞き、それなら自分たちで作ろうと考えて本店とは全く違うコンセプトの店を立ち上げた。本店を開店してから14年目の新しいチャレンジ」と笑顔を見せる。
2005年に夫婦で本店を開店する前は家系ラーメン店によく通っていたという。山田さんは「商品開発にあたっては、ベースとなる豚骨スープの取り方から研究し直した。スープも具材も麺も精いっぱい手をかけて作っている」と話す。
サイドメニューである炙(あぶ)りチャーシュー丼やビビンバ丼などのご飯ものは、スタッフと相談してメニューを作っている。「店名の『蝙蝠』と看板のデザインは、古くから中国で吉祥(きっしょう)を表す5匹のコウモリ『五福臨門(ごふくりんもん)』にちなんだもの。来店されるお客さまと一緒に幸せを分かち合いたいという思いを形にした」と山田さん。
席数はカウンター9席、テーブル10席の19席。メニューは、しょうゆラーメン(680円~)、みそラーメン・塩ラーメン(700円~)、油そば(680円~)のほか、ネギやチャーシューなど各種トッピング(50円~280円)、丼もの(ミニ200円~、普通サイズ300円~)、ライス(50円~100円)。
営業時間は、昼=11時~14時、夜=18時~21時(日曜は昼のみ)。月曜定休。