21世紀の森と広場(松戸市千駄堀)で10月28日から、「自然と交歓する芸術祭 松戸アートピクニック ~車窓からのアートとの出会い~」が開かれる。
同公園に残る自然とアートを組み合わせた同イベント。世界で活躍し、東京空襲犠牲者追悼の平和モニュメント制作者として知られる愛知芸術大学教授で松戸市在住の土屋公雄さんが総合監修する。北川貴好さん、小林耕平さん、鈴木康広さん、高橋匡太さん、田原唯之さん、橋本典久さん、松井紫朗さん、大成哲雄さん、「カレーキャラバン」の9作家の作品展示やワークショップを展開する。
同公園管理事務所所長・布施優さんは「市長の目指す『文化の香るまちづくり』の一環として企画した。イベントを通じて公園の自然を市内外にPRできれば」と話す。同イベントの広報を担当する主任主査・内海彩さんは「公園の近くを通るJR武蔵野線や公園を貫通する道路の『車窓から展望できる』という点がキーワードになっている」と話す。
北川さんと田原さんは、公園をモチーフとしたオリジナル作品を制作する。橋本さんは、公園の動植物を人間と同じサイズに拡大した写真を展示。高橋さんは「ひかりの実」と題して千駄堀池のほとりに植えられたカツラの木にLEDを入れた果実袋をつるして点灯する。「閉園後の夜でも作品が見られるように作品はライトアップする」と内海さん。
「『ひかりの実』は、小金北小学校の全校生徒にもワークショップに参加してもらって高橋さんが果実袋に描いた円にスマイルを描いて木につるしてもらう。車や電車で公園を通り掛かった時に、ふと作品が目に付いて関心を持ってもらえたら、公園の中でも鑑賞してほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時~17時(11月1日からは16時30分まで)。入場無料。11月5日まで。