運河水辺公園(流山市東深井)で9月23日、「利根運河シアターナイト2017」が開かれる。
今回で6回目を迎える同イベント。運営協力をする利根運河交流館(流山市西深井)の小名木紀子さんは「2012年に流山市が主催した『利根運河ブランドデザインセミナー』に参加した学生が、『運河に隣接する理科大生と地域住民の交流が少ない』と感じたことから、同大理工学部建築学科の学生が中心となって実行委員会を立ち上げたのがきっかけ」と話す。
小名木さんは「『利根運河を一夜限りの劇場に』とのテーマで始まった当イベントは、普段学生が学んでいる空間デザインなどの手法を基に、運河の水と光を演出のツールとして企画に生かしている」と話す。
今回は「BECOME A BRIDGE(ビカム・ア・ブリッジ)」をテーマに、学生が架け橋となって地域と新たな関係性を創造していくことが狙い。8月に開催した「共につくる運河の橋」ワークショップで集めた地域住民の声を参考に、東京理科大学理工学部創設50周年記念デザインコンペ「利根運河 夢の架橋」へ提案した。
同イベントでは「ものづくりワークショップ」で制作した明かりのともる小さな家を造って運河に光の街を作るほか、学生制作作品の展示やデザインコンペの優秀作品の発表、東京学生映画祭のアニメーション作品や実写作品の上映などを予定する。
小名木さんは「学生の作品は紙の筒で作ったイスに明かりをともしたものを予定している。飲食の出店もあるので、いつもとは違う運河を体験してほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は17時~21時。小雨決行。