松戸市内の社宅をクリエーターの拠点として再生しようとomusubi不動産(松戸市常盤平陣屋前)が現在、クラウドファンディングで資金調達を行っている。
対象となる物件は、1960(昭和35)年に建てられた神戸船舶装備の社宅「せんぱく工舎」。1階部分の6部屋を主に地域に開かれたショップやカフェ、2階部分の13部屋を主にアーティストや作家のアトリエとして活用することを目指し50万円の資金を募る。
集まった資金は、床貼りの材料費・施工費、天井の塗装費、電機の配線など工事費用へ充てる予定。
協力者には、入居者や街の人々と作った米、同施設を改装するためのDIYワークショップ参加権など独自のリターンを用意。木製製品を手掛ける「maltas works」のコースターや額縁、コーヒー豆焙煎(ばいせん)所「Tokoa coffee」のドリップバッグとマグカップ、画家の北見美佳さんの作品など、地域で活動するクリエーターの作品も。
同社の殿塚建吾さんは「街に新たな拠点を作り、顔が見えている人と暮らしをつくっていきたい。ぜひ支援いただければ」と呼び掛ける。
クラウドファンディングは7月31日まで。