
「タイキッチン タップティム」(松戸市殿平賀)が10月6日、オープンした。
店主のチューンゴーモン明日香さんが、母親でシェフのタップティムさん、マネジャーのナムワンさんと共に運営する同店。店舗面積は約40平方メートル。テーブル席6卓25席のほか、テラスにも1卓4席を設ける。
タップティムさんは友人のナムワンさんと2017(平成29)年まで柏市で「タイ料理 プゥアン」を経営していた。当時、明日香さんはタイで会社員をしており、店の運営には携わっていなかったが、帰国・出産を経て、今年5月に子どもが幼稚園に入園したのを機に、タップティムさんと店の再開について話すようになったという。「その後が急展開で、8月は物件探し、9月は店のリフォームで過ぎていった」と明日香さんは笑みを見せる。
ランチには、タイで朝食・昼食としてよく食べられる、ご飯におかずをのせた「カオラーッゲーン」をメインに提供する。「カイパローゥ(豚肉の角煮)」「ガイヤーン(鶏モモ肉の照り焼き)」など6種類の中から3種類まで選べるおかずに、ご飯・スープが付いて900円(1種盛り)~1,230円(3種盛り)。辛味はつけず、粉トウガラシやトウガラシ入りナンプラーを卓上に用意する。
ディナーは、ココナツミルクと青トウガラシで作るカレー「ゲーンキヨワーン」(1,100円)、米粉の麺で作る焼きそば「パッタイ」(980円)、タップティムさんの出身地、チェンマイの麺料理「カオソーイ」(1,200円)などを展開。ドリンクは、シンハービール(瓶=600円)、メコンウイスキー(ハイボール、水割り=各540円)などタイのアルコール飲料のほか、レモンサワー(500円)、ソフトドリンク(各350円)などを用意する。
明日香さんは「気軽に入りやすい、明るい雰囲気の店を目指している。母の家に遊びに来たような気持ちで本場のタイ料理を食べてもらいたい」と話す。ナムワンさんは「二十数年間、タイの各地の店を食べ歩いたが、タイにもここよりおいしい店は見当たらない。自信を持ってタップティムさんの料理をお薦めできるからこそ、この店でマネジャーをしている」とアピールする。
営業時間はランチ=11時~13時30分、ディナー=17時~20時30分(以上ラストオーダー)。月曜・祝日定休。