福島で演奏活動と交流を目的とした「音人(おと)の和プロジェクト」の活動報告が4月19日・20日、松戸市内2カ所で開催された。
4月14日~17日の4日間、福島市・相馬市・南相馬市・郡山市の仮設住宅で行った演奏活動と現地の人々との交流について、テキストとプロジェクターによる写真や動画を交えて報告した後、ミニライブを開いた。
仮設住宅での演奏や交流では、南相馬市の塚合仮設住宅から通勤する女性と西町第一仮設住宅に暮らす83歳の女性の話を紹介。その生活と思いを伝えた。
現地のNPOの活動についても詳しく紹介。放射線量の少ない郡山に子どもたちを迎え入れて保育するNPO法人「移動保育プロジェクト」について、理事長の上國料さんの「自分の身を削らない継続性のある支援を期待する」という言葉を伝え、これからも福島と千葉のつなぎ役として自分たちのできる事を続けていくと締めくくった。
今回のプロジェクトの経験を踏まえ、10月に音楽演奏と子どもたちを対象としたイベントを予定している。