大学生による「お花屋さんの現場体験」が3月2日～4日に流山市・鎌ケ谷市の5カ所で行われる。

生花販売体験の戦略を立てる学生たち

　流山在住の三田真維さんと原麻衣さんによる「Flower Dance」が中心となり、学生の起業を応援する目的で行う「Nキャリアデザインプロジェクト」の一環。

　Flower Danceは、ロスフラワー（余剰・規格外などのため廃棄される生花）を減らすために、生花の移動販売、幼児・小学生向けの生け花教室、ドライフラワーでキャンドルやアートフラワーなどを作るワークショップなどの活動を2022年3月から行っている。

　ロスフラワーを使った学生向けのプチ起業体験を企画し、昨年8月にクラウドファンディングを行った。支援金額は目標に届かなかったが、流山に密着した情報を発信するウェブメディア「N plus（エヌプラス）」を発行する平林元之さん、東京理科大学と武蔵大学の学生が、Flower Danceの取り組みを知って運営への協力を申し出たことで実現にこぎ着けたという。

　Nキャリアデザインプロジェクトに参加したのは、東京理科大学、武蔵大学、中央学院大学､立教大学、筑波大学の学生20人。2月7日にステップ1として「パルひろば☆おおたかの森」（流山市おおたかの森東1）で自分のキャリアについて考えるワークショップを行い、4人ずつ5つのチームを結成。ステップ2となる今回はチームごとに店頭に立ち、それぞれのチームの販売テーマや戦略に沿って生花の販売を体験する。

　販売時間と場所は次の通り。2日10時～15時＝ナチュラルベーカリーライフ セントラルパーク駅前店（流山市前平井）、同12時～17時＝キジカフェ（南流山4）、3日10時～15時＝パティスリーレジュールウールー（おおたかの森東3）、同12時～17時＝ダイハツ千葉販売鎌ケ谷店（鎌ケ谷市道野辺本町2）、4日11時～16時＝CAFE OKKO（おおたかの森北1）。

　その後は4月上旬にかけて、販売体験のフィードバック会、各自の起業アイデアの立案と公開プレゼンテーションなどを予定している。

　三田さんは「ロスフラワーを教育に使うことができてうれしい。花はみんなを笑顔にするので､学生さんも販売していて楽しいと思う。それぞれのチームがテーマを自分たちで決めて挑戦しているので、たくさんの人にお花屋さんに来てもらえれば」と呼びかける。