カキを提供するイベント「牡蠣(かき)奉行」が現在、モラージュ柏(柏市大山台2)で開催されている。運営は地域活性・復興プロジェクト「カキ小屋実行委員会」(東京都目黒区)。
モラージュ柏の正面駐車場に設けた会場で、国内有数のカキの産地として知られる宮城県産のカキを提供する同イベント。2011(平成23)年の東日本大震災で養殖場が壊滅的打撃を受けた。生産高は回復したものの風評被害が深刻だったことから、「東北のカキをおいしく食べて頂く」という活動を通して漁港を活性化し、東北の支援につなげたいと開催する。一昨年4月から今年3月にかけ、同様のイベントを全国の延べ66会場で開催してきた。
会場では、用意した産地直送の殻付きのカキや海鮮物などをバーベキューコンロで焼きながら食べてもらう。焼き方は、スタッフが説明する。メニューは、カキ1盛り(約1キロ、600円)、カキフライ、カキご飯、カキ汁(以上390円~)など。ドリンクは、ビール(550円)、ハイボール、日本酒、焼酎(以上500円)、ワインボトル(720ミリリットル、2,000円)、ソフトドリンク(250円)を提供する。別途、炭代として1人当たり390円(小学生以下無料)を支払ってもらう。
同実行委員会の関沙耶菜さんは「東日本大震災から12年になる。改めて亡くなった人の冥福を祈るとともに被災地の復興支援を心から願っている。多くの皆さまにカキを食べてもらい東北を応援してもらえたら」と話す。
開催時間は11時~20時30分(ラストオーダー)。荒天中止。12月4日まで。