旧・原田米店(松戸市松戸)で6月18日、アートイベント「中庭のbosh」が開かれる。
ライブペイント、ボディーペイント、ダンス、音楽、食のそれぞれの分野から成るチーム「bosh」による同イベント。当日は、築100年余りの古民家でDJやダンス、メンバー同士のセッションなどが催される。「稲や麦などの穂の出る植物の種をまくころ」を意味する二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」という言葉から着想を得て、アートという手法によって五感を開くための種をまくことを目的とする。
主催者の一人で、ミュージシャンSYLIANRUEとして活動する西川裕一さんは「遊び場の少ない松戸で自分たちの遊び場をつくりたかった」と同イベントの初志を語る。会場である旧・原田米店について、「100年前から時間が止まったような感覚に陥る空間。『人間と、木々や小さな命などその空間にいるすべてのものとが、そこで起きることを共有し共存する』という自分のビジョンにうってつけだと感じた」と西川さん。
同イベントとリンクして、FANCLUB(松戸市本町)では「7階のbosh」が同時開催される。日中はヨガやうどん打ち、DJなどの講座が開かれ、18時よりDJや弾き語りなどの演奏が催される。
「中庭のbosh」に共鳴する形で同イベントの開催を決めた、不動産物件紹介サイト「物件ファン」編集長でアーティストの森岡友樹さんは「『中庭のbosh』では個性的な磨かれた才能を体感できる。『7階のbosh』は、そういったイベントで触れることのできる感動を共有し、日常のささやかな幸せに触れることができるものにしたい」と話す。「松戸や周辺の人が松戸で遊んで、松戸や周辺のコミュニティーが形成されていくことで、楽しみが増えると感じている」と森岡さん。
開催時間は14時~20時。入場料1,000円。雨天順延。