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今年も「松戸宿坂川献灯まつり」開催へ 灯籠流し、飲食屋台など

2日間合計で1300個の灯籠を坂川に流す

2日間合計で1300個の灯籠を坂川に流す

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 「松戸宿坂川献灯まつり」が8月9日・10日、松戸市の坂川沿道で開かれる。

箱あんどん

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 近隣自治会・商店会の有志、市民団体や周辺在住の市民有志などで構成される実行委員会が主催する同まつり。坂川沿いの「松龍寺(しょうりゅうじ)」(松戸市松戸)境内にある「すくも塚観音」の縁日「四万六千日」で江戸時代から行われていた「とうもろこし市」に由来する。2006(平成18)年から灯籠流しなどの行事を加えて現在の形になり、今回で17回目を迎える。

 同行事を中心とする事業が、国土交通省が推進する、水辺を生かして地域のにぎわい創出を目指す「かわまちづくり」の先進的な取り組みとして評価され、昨年度の「かわまち大賞」に選定された。

 両日、「四万六千日」に際して松龍寺観音堂に献灯する「四萬六千日献灯」を18時~20時30分に行い、境内一面に竹あんどんを設置。松龍寺参道と坂川沿道には、唐揚げ、焼きそば、かき氷などを売る屋台が並び、「とうもろこし市」は地元町会が手焼きした焼きトウモロコシ(500円)を販売する(13時~20時30分)。

 祈りや願いの言葉、絵などを書いた灯籠約1300個を小山樋門手前の仮設桟橋から坂川に流す「灯籠流し」を18時~20時30分に行う。灯籠は地元の高齢者が作ったもので、会場周辺の販売店が1個700円で8月8日まで扱うほか、ウェブサイトでも1,000円(送料込み)で同7日まで通信販売する。

 同時開催イベントとして、松戸市観光協会が「フードコート・おまつり広場」を春雨橋親水広場とキテミテマツド前「プラザ広場」で11時~20時に開く。春雨橋親水広場にキッチンカーが出店するほか、「プラザ広場」では子ども向けのミニイベントを行う。

 実行委員会の石井忠英会長は「『かわまち大賞』の受賞を機に、この川を掘りつないで水害を防ごうと苦労してきた昔の人々に改めて感謝の気持ちを送りたい。この街ならではの水辺の風情を、皆さんに、もっと日常のものとして感じてもらえたら」と話す。

 開催時間は13時~21時。入場無料。小雨決行、荒天中止。

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