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産総研柏センターが一般公開 「忍者」テーマに12種類の体験を用意

2019年の一般公開の様子(忍者に扮して一般公開をPRする産総研の職員)

2019年の一般公開の様子(忍者に扮して一般公開をPRする産総研の職員)

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 国立研究開発法人産業技術総合研究所柏センター(柏市柏の葉6)が10月28日、一般公開される。

昨年の一般公開の様子(仮想空間内に再現された柏の葉の街を探検する参加者)

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 産業技術総合研究所(産総研)は2001(平成13)年に発足した経済産業省所管の公的研究機関で、日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新的な技術を事業化につなげるための「橋渡し」と、「社会実装」の機能を担っている。全国に12カ所の研究拠点があり、柏センターは主にAI(人工知能)、人間工学の研究を行っている。

 一般公開は、柏センターが本格稼働を始めた2019年から毎年秋に行っている。初回は地域の人々に施設を知ってもらい、人間の能力を高める「人間拡張技術」の研究に関心を持ってもらえるよう「忍者」をテーマに開催。2020年、2021年はコロナ禍のため完全オンラインで、昨年は来場人数を限定してリアルとオンラインのハイブリッド形式で実施した。

 今回の一般公開は初回以来4年ぶりの完全リアル開催ということで、「忍者アゲイン」と題して開催。VR(仮想現実)装置の中を歩き、仮想空間に再現された柏センターを探検する「忍者アイ」、レーザー加工機で手裏剣を作る「手裏剣工場」、古銭を使い、光で固まる樹脂の型取りを体験する「忍者の資金調達」、障がい者支援技術を応用した「脳波による忍者ロボットの操作ゲーム」など12種類の体験プログラムを用意する。

 同センター所長の谷口正樹さんは「最先端の科学を見に、聴きに、体験しに来てもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~15時。参加無料。一部の体験プログラムは事前申込制で、ウェブサイトのフォームで10月23日17時30分まで受け付ける。応募多数の場合は抽選。

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