松戸シティフィルハーモニー管弦楽団の「ファミリーコンサート」が「森のホール21」（松戸市千駄堀）大ホールで5月14日に行われる。

　同楽団は1980（昭和55）年に結成したアマチュアオーケストラで、約85人の団員で構成する。主催公演として定期演奏会とファミリーコンサートを年1回ずつ開いている。団長でホルン奏者の三井直人さんは「ファミリーコンサートは、皆さんになじみの深い、聞き覚えのあるような曲を中心に選曲している」と話す。

　今回のコンサートには80人の団員が参加。指揮者に伊藤翔さんを招き、ウェーバー「舞踏への勧誘」、ビゼー「組曲『ローマ』」、ブラームス「交響曲第2番」を演奏する。

　「ブラームスの交響曲第2番は『ブラームスの田園交響曲』と言われることもあり、特に第1楽章は牧歌的な曲。交響曲第1番が20年かけて作られたのに対し、この第2番は数カ月で制作しており、非常に力の抜けた素晴らしいメロディーのあふれる曲。100年以上も聴き継がれた名曲で、音楽そのものに力がある」と三井さん。

　「皆さまに心の活力、リラックスをもたらすことができるよう、団員一同練習に励んでいる。ご来場をお待ちしている」と呼びかける。

　13時30分開場、14時開演。入場料は、一般＝900円（前売り800円）、ジュニア（高校生以下）・シニア（60歳以上）＝500円（当日窓口取り扱いのみ）。全席自由。未就学児の入場不可。