イチジク農園「ファーム根本」(松戸市幸田、TEL 090-6193-4688)が「春の農園マルシェ」を4月8日・9日に直売所で開く。
代表の根本一夫さんは100年以上続く農家で育ったが、自らは調理師の道に進み、定年退職まで26年間、ホテルでシェフとして勤務した。50代半ばにイチジクの木を1本畑に植えてみたところ、思いのほか出来が良かったことがきっかけでイチジク農家を始めたという。現在はイチジク以外に枝豆、ジャガイモ、落花生、ナス、トマトなどの野菜を生産している。
同園がマルシェを行うのは昨年11月の「秋の農園マルシェ」に次いで2度目。出店者はSNSで公募して集めた。同園を含め19社が出店し、パン、洋菓子、チキンカツバーガー、ガパオライス、馬刺し、クレープ、ハーブティー、生花、ドライフラワー雑貨、押し花雑貨、知育玩具などを販売する。バスボム作りワークショップ、ハンドマッサージ・頭皮ケア体験も行う。
ファーム根本は「空飛ぶオムライス」(700円)、串焼き(ベーコン、ソーセージ各250円)、ドリンク(200円~)を提供。「空飛ぶオムライス」は根本さんがオリジナルのイチジクソースを使って作るオムライス。盛り付けの時にフライパンの持ち手をたたき、卵を宙に浮かせることから「空飛ぶ」と名付けたという。このほか、イチジクの加工品やイチジクを使ったスイーツも販売する。
根本さんは「地域の方々に楽しんでもらうと同時に、こんな店がある、こんなことをやっている人もいる、というのを遠くの方々にも知ってもらいたい」と話す。
開催時間は10時~14時。入場無料。