JR常磐線北小金駅周辺のグルメや観光スポットなどの情報を発信するウェブサイト「こがねさんぽ」が4月1日に公開された。
北小金駅の周辺は、「あじさい寺」として知られる本土寺や小金城址公園、徳川家康の定めた関東十八檀林の東漸寺、根木内城址(じょうし)公園、宿場町「小金宿」の名残を留める旅籠(はたご)跡などの史跡が点在している。
「こがねさんぽ」には飲食店や土産物店など84店舗をエリア、ジャンル、サービスで検索できる「グルメ情報」、サクラやアジサイなど美しい自然、名刹(めいさつ)などを紹介する「見どころスポット」、特産品・お土産・仏道体験などの「小金宿おススメ情報」、昭和40~50年代の北小金駅前の様子を知ることができる「小金の歴史」、行事カレンダーやイベントを紹介する「小金のイベント」などの情報を掲載。
同ウェブサイトを運営する「小金の街をよくする会」のメンバーで東漸寺(松戸市小金)住職の鈴木悦朗さんは「『小金宿 散策マップ』をリーフレットとして2004(平成16)年から3回にわたり作製・配布してきたが、スマートフォンで気軽に利用してもらい、新しい情報をできる限りタイムリーにお届けできるよう、ウェブサイトを制作した」と話す。
「小金の街をよくする会」は北小金駅周辺のまちづくりを推進する団体で、現在42人が加入。2003(平成15)年の発足以来、駅前美化活動として「黄金イルミネーション」、小金宿の歴史を記した「小金モニュメント」の設置、東漸寺でのコンサート開催などの活動を行ってきた。
鈴木さんは「『こがねさんぽ』が、小金の街を訪れた人たち、小金で暮らす人たちに広く浸透し、気軽に活用してもらうことで、地域の情報を共有し、その縁を契機に地域の居場所づくりにつながることで、より魅力的な街になれば」と話す。