発電できるブランコが5月29日、柏駅東口ダブルデッキ上に設置された。
5月27日まで柏神社(柏市柏3)の境内に設置されていた発電ブランコ
ブランコの設置は、2015(平成27)年に柏駅周辺地域の街づくりを目的に設立された「柏アーバンデザインセンター」(柏市柏1)が取り組む「Smile for Power Kashiwa(スマイル・フォー・パワー・カシワ)」の一環。人がブランコに乗ってこぐと発電できる。
同法人の中島知彦さんは「街の中にあるブランコが生み出す楽しいシーンが居心地の良さをもたらし、ブランコをこぐことでスマートフォンやパソコンの充電ができる体験を通してSDGs(持続可能な開発目標)について市民に考えてもらうきっかけになれば」と話す。
ブランコは、こぐと作動する内蔵の発電機でスマートフォンなどを充電できる仕組み。24時間いつでも利用できる。ブランコを輸入したコスタオーラトレーディング(茨城県つくば市)と同社の連携で設置された。第1弾として柏神社(柏市柏3)境内に5月7日から27日まで設置され、今回は第2弾。今後も柏市内の数カ所を巡回する計画という。
中島さんは「今回のプロジェクトは、『発電すること』だけではなく、ブランコで『都市の中で豊かな風景を創出する』ことが目的。プロジェクトをきっかけに柏駅周辺の環境がより豊かになるように、街づくりを行っていきたい」と意気込む。
柏駅東口ダブルデッキ上での設置は7月30日まで。