琥珀(こはく)糖の専門店「魔法の琥珀糖」(松戸市二十世紀が丘中松町)が5月19日、グランドオープンした。
琥珀糖は寒天と砂糖から作る和菓子。宝石のように透明感がある見た目と、外側はシャリシャリで中はプルプルした食感に特徴がある。
「魔法の琥珀糖」代表の二瓶あやさんは「琥珀糖に出合ったのは、料理教室で講師を務める傍ら、浅草で外国人向けの和食教室を運営していた時にお客さまから和菓子を作りたいというリクエストがあったのがきっかけ。2018年から始めた練り切りやようかんなどの和菓子教室でも、受講生から干(ひ)菓子も扱ってほしいと言われ、琥珀糖作りを始めた」と振り返る。
琥珀糖は、プレーン、ミント、コーヒー、オレンジピール、ウイスキー、ラム、アマレットの各フレーバーのほか、「さくら」など季節限定のフレーバーも展開。価格は、オーバルボックス入り(50グラム=600円~700円)、小袋入り(プレーンのみ、20グラム=400円)、試験管入り「夢かなう魔法」(15グラム=600円)など。5日前までの予約で贈答用セットにも対応する。
琥珀糖には国産原料を使用し、着色に使う色素は食品由来の天然色素に限定。アレルゲン特定原材料28品目は使わない。二瓶さんは「自分の子どもに食物アレルギーがあるので、材料を吟味した。見た目にかわいくカラフルに作ることにもこだわっている。食べた人が幸せになれる魔法を込めて、一つずつ丁寧に作っている」と自信をのぞかせる。
5月19日からのグランドオープンに合わせ、16時までの営業時間を16時半に延長する。駐車場1台分も新設した。コロナ禍の影響で休止していた和菓子教室も、グランドオープン機に再開する。
二瓶さんは「おそらく千葉県では唯一の琥珀糖専門店なので、ぜひ足を運んで、江戸時代からの伝統がある琥珀糖を食べてみてほしい。和菓子は、アレルギーがあってもなくても、みんなでおいしく食べることができ、作る時も失敗が少ない。琥珀糖をきっかけに、和菓子の楽しさを一人でも多くの人に知っていただけたらうれしい」とアピールする。
営業時間は11時~16時30分。水曜・土曜のみ営業。