台湾カステラとお茶の専門店「CasTealla(カスティーラ)」(松戸市新松戸4、TEL 047-710-4279)が6月24日、オープンした。
台湾カステラとお茶の専門店「CasTealla」店主の傅鴻紛(フ・ホンフェン)さん
店主の傅鴻紛(フ・ホンフェン)さんは香港出身。ワーキング・ホリデー制度を利用して1年半前に来日した。ホテルや衣料品店での勤務を経て「自分の思う通りにビジネスをしたい」という思いを強くし、飲食店の起業を決めたという。店名はカステラ(Castella)とお茶(Tea)を組み合わせた造語。店内には8席分の椅子とテーブルがあり、イートイン、テークアウトの両方に対応している。
台湾カステラはプレーン、チョコレート、チーズ、八女(やめ)茶のフレーバーを展開。プレーンは毎日、その他の3種類は日替わりで1種類を提供しており、それぞれフルサイズ(4人前、780~980円)とハーフサイズ(2人前、420~520円)がある。日本のカステラと比べて柔らかく、甘さも控えめなため、幅広い年齢層にお薦めできるという。ドリンクはウーロン茶、紅茶などを使ったミルクティーやラテなど18種類(400~480円)。一部を除き、タピオカのトッピングを無料で追加できる。
カステラの材料の卵は、強いコクと濃厚さが特徴の、茨城県のブランド卵「奥久慈卵」を使用。福岡県産の八女茶は香り高く、カステラやドリンクの材料にしても濃い香りが出せるという。ウーロン茶やジャスミン茶は台湾に買い付けに行き、ベストな状態で客に提供できるように入れ方を学んだ上で、気に入ったものを輸入している。傅さんは「自分が食べたい、飲みたい品質のものをお客に出したい」と話す。
オープン当初、店の近くの交差点や新松戸駅前で試食サンプルを配り、認知度の向上に力を入れたことが功を奏し、現在は開店前に数人の行列が店の前にできるようになり、昼過ぎにはカステラが完売するという。傅さんは「今後は台湾カステラの種類を増やし、カボチャやサツマイモを加えた季節限定商品も作りたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時30分~19時。火曜定休。