ウェブサイト「シンマツドテイクアウト」が4月10日、「そば処 けやき庵」(松戸市新松戸6)店主・鈴木敦さんによって公開された。
同サイトは「コロナショックに立ち向かう飲食店とあなたをつなぐ食卓応援プロジェクト!!」と題し、松戸市新松戸地域の飲食店で行われているテークアウト販売の情報を一つにまとめ、SNSやポータルサイトを通じてユーザーに提供するために運営されている。現在25店舗の情報を掲載。
鈴木さんは「新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請の影響で減少した収入を補うためにテークアウト販売を始めたが、急な業態変更のため販売促進が思うようにできず、売り上げが伸び悩んでいるという話題が周囲で聞かれるようになったのがきっかけ」と話す。
鈴木さんが実行委員長を務める「収穫祭プラスinしんまつど ファーマーズマーケット&ビアフェスタ」など、地元フェスのつながりを生かして何かできないかと、運営メンバーで話し合ったという。「こんなときこそ力を合わせてみんなでこの困難を乗り越えるために、テークアウト情報を一カ所に集め、外出自粛を余儀なくされている皆さんに届ける企画に至った」と鈴木さん。
鈴木さんは「毎日の自炊に疲れたとき。コンビニ弁当に飽きてきたとき。そんなときにのぞいてみてほしい。きっと笑顔になれる『おいしい』が見つかるはず」と呼び掛ける。
今後はテークアウト商品について、新松戸商店会連合会の有志がデリバリーサービスを開始予定。鈴木さんは「感染を恐れて外出ができない人や、購入点数が多くて運ぶのが困難な方などにも利用してもらえるよう計画中」と話す。