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今年も「松戸宿坂川献灯まつり」開催へ―夏の「とうもろこし市」に由来

「松戸宿坂川献灯まつり」の「四萬六千日献灯」。観音様の縁日「四萬六千日」にちなんで松龍寺観音堂に献灯する

「松戸宿坂川献灯まつり」の「四萬六千日献灯」。観音様の縁日「四萬六千日」にちなんで松龍寺観音堂に献灯する

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 松戸駅近くの坂川沿いで8月9日からの2日間、「松戸宿坂川献灯まつり」が開催される。

「松戸宿坂川献灯まつり」の由来となった「とうもろこし市」を松龍寺参道で再現

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 江戸時代に水運と宿場で栄えた松戸宿では、毎年夏の盛りに松龍寺境内の「すくも塚観音」で観音様の縁日「四萬六千日」に「とうもろこし市」が立ち、多くの参詣人でにぎわったという。

 観音経の1節から「ほおずき」や「とうもろこし」などの赤く種の多いもの(当時のとうもろこしの実は赤みをおびていた)は、「雷除け」になるとして、それらを売る市が立ち、献灯を行ったという言い伝えが由来。

 献灯(けんとう)は、観世音菩薩の功徳日(くどくび)とされる「四萬六千日」にちなみ松龍寺観音堂に「竹あんどん」を献灯する「四萬六千日献灯」、坂川沿道の「箱あんどん」、協賛企業などから提供される「提灯(ちょうちん)」、坂川での「とうろう流し」、五穀豊穣、商売繁盛、技芸上達を松先稲荷に祈願する「ろうそく献灯」が行われる。

 坂川沿道と松龍寺境内では、昭和の縁日での遊びを再現した「むかし遊び・三丁目の夕日屋」、「カヌー体験乗船」、「短歌・俳句・川柳コンテスト」、坂川の風情に似合う、ゆかたの着こなし上手「めぐり姫」を投票で決める「ゆかたde坂川めぐり」などのほか、特設ステージでの太鼓演奏や松戸神社境内の神楽殿で奉納演奏などを予定している。

 坂川沿道と松龍寺参道では屋台が並び、由来の「とうもろこし市」では、12時頃から20時頃まで地元町会が伝統のたれを使い手焼きしたものを1本300円で販売する予定。

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